親しまれてきた直入荘
竹田市直入町に位置する温泉保養地の長湯にあり、長年に渡り市民と温泉愛好の方々に親しまれてきた国民宿舎直入荘が、新たに保養サービスの中心の一つとして新築することが決まり市民の期待の中、解体作業が行われています。
旧直入荘は地上3階の延べ面積2,175㎡の和室部屋を中心とした収容人数は77人でした、リゾートホテル風の外観に、山と川を展望できる山里ののどかな風景の中が人気で、誰でも気軽に利用できる施設として人気の施設でした。
温泉の泉質はマグネシウムやカルシウムの豊富な通称ラムネ温泉と言われる炭酸泉です。山里の山菜、エノハ(マス)やコイの料理も好評でした、新築計画では、新たに2階部分に中心となる洋室20室を設け、収容人数は65人程を予定しているそうです。
情報開発研究所は竹田市文化会館に続き、この旧館の取り壊し作業をドローン空撮の実験と資料映像として記録することに成功しました。
普段横からの視点でしか見ることの出来ない風景を上空から撮影することで、作業機械の配置、作業員の方々状況や分担、連携して行われている作業を拝見することが出来ました。
長湯温泉 直入荘 大規模解体工事中のドローン空撮実験 Part.1
上空からの視点で実際の状況を広範囲で確認し、作業の環境の観察や追跡がドローン空撮によってより臨場感をもって行える事がわかります。
長湯温泉 直入荘 大規模解体工事中のドローン空撮実験 Part.2
上空から対象の施設の周辺環境を確認、立地と周辺施設や地形の把握等を行い、撮影データを元に地形をスキャニングした3D データを作成。
工事現場の把握や野外イベント、その他人間が通常入りにくい地形での調査にドローンが活用できるとより実感出来る内容です。
長湯温泉 直入荘 大規模解体工事中のドローン空撮実験 Part.3
解体工事現場に集中しての撮影、作業の工程や導線の状況、人や重機の配置と役割が上空から撮影することでつぶさに把握でき、ドローンの空撮技術が広範囲の作業の中で、視覚による現場環境と状況の把握に貢献できる技術だと感じられる映像となりました。
映像の中に納められている、粉塵対策での散水作業や解体後の土砂の運び出しルート、解体工程を想起させる現在の解体状況なども注目頂きご覧頂きたいと思います。
撮影地 長湯温泉 直入荘の周辺地図
阿蘇4火砕流推積物はじめ、火山活動によって形成された地形が多く、泉質の良い温泉が豊富に湧き出す長湯温泉の中心地にあります。